「自分でできた!」を増やすために 〜身支度編〜 - ファミリアキッズ by Tokyo Business Clinic【公式】東京駅八重洲北口 千葉駅 一時預かり託児所

東京駅八重洲北口徒歩3分 千葉駅ペリエ千葉6F 一時預かり託児所

コラム

「自分でできた!」を増やすために 〜身支度編〜

こんにちは!ファミリアキッズペリエ千葉でございます。
今回は、子どもの発達に必要不可欠な「簡単な身支度」についてご紹介いたします。

子どもたちの成長や発達について考えるとき、毎日の生活の一つひとつが健やかな発達のために見逃せないチャンスです。”自分でできた”という経験の積み重ねによって、自己肯定感や主体性を育んでいきます。
とはいえ、忙しい子育ての日々ではつい手を出しすぎてしまったり、子どもを急かしてしまったりすることもありますよね。
そこで、大人も子どももストレスフリーに「できた!」を増やせるような保育現場での実践ポイントをご紹介いたします!
①まずは大人にやってもらう心地よさを味わうことから
自分の身を清潔に保ち、快適に過ごすために必要なのが身支度。大人に自分の身を整えてもらう心地よさを味わい、次第に身につけていきます。「タオルでお顔を拭きましょうね」「手を洗うときれいになったね」などの言葉かけも忘れずに。あたたかく丁寧な関わりによって「自分は大切にされている」と感じることも、身支度へ関心を寄せる大きな一歩です。

②生活リズムを整える
生活の節目となる活動の時間や流れを一定にすることで、子どもは大人がやっている姿から「こうすればいいんだ」「自分でもやってみようかな」といった気づきや意欲が芽生えていき、次の行動の予測を立てて行動するようになります。「両手でズボンを引っ張るよ」「濡れないように袖をまくろうね」など、動作を知らせる言葉かけも伝えていきます。

③何をする場所なのかわかりやすく示す
食事・睡眠・遊びの場所がはっきり分かれていると、さらに次の活動が見えやすくなります。着替えや玩具を箱に収納する場合は、イラストや写真を貼ってあげると物の居場所もすぐに把握でき、「自分で使うもの」という意識も高まります。収納する棚などの家具自体も、子どもの手に届く高さにしておくことが必要です。
すっきりとした動線を意識し環境を整えることで、大人も子どもも生活がしやすく、一つひとつの活動に集中できるようになります。
④扱いやすい衣服や道具で「じぶんで!」を叶える
1〜2歳児ともなれば、自分の思いを持ち始め大人の真似をして「じぶんでやってみたい」と主張をするようになります。このとき大人が気をつけてあげたいのは、子どもの衣服や道具を一人でも扱いやすいものにアップデートしていくことです。
ズボンやおむつの上げ下ろしをしたいのに、いつまでもロンパースを着ていては邪魔になりますし、デニムなどの伸縮性のない生地は固くて引っかかってしまいます。
成長や発達とともに、定期的に身の回りのアイテムを見直してあげたいものです。

⑤頑張っている姿を認め、「できた!」をともに喜ぶ
自分でやりたい気持ちはやまやまでも、手指の発達が十分でないためにうまくできないことも多々あります。そんな自分にイライラして泣き出してしまう場面もあるあるですよね。
100%できなくても、「頑張ってやってみようとしたんだよね」「一つは自分でボタンを留められたね」など、子どもの意欲や頑張った部分を認める言葉かけをしていきます。そして、次の機会に子どもが思う通りにできたときには、達成感や嬉しさをともに共有します。
また、普段は自分でできることでも「できない、やって」と甘えてくるときには、快く受け入れてあげるのも一つの手です。焦らなくても成長すればいつかはできるようになるもの。乳児期はとくに、自立を急ぐよりもその瞬間の気持ちが満たされることを意識します。
あまりに続くようであれば、衣服や靴のサイズが合っていなくてやりにくい、遊びや生活の中で満たされないことがあったなど、他に原因がないか検討していきます。

子どもの「できた!」を増やすためには、子どもの気持ちが十分満たされ簡単な身支度に興味を持つこと、身の回りの環境が子ども主体に整えられていることが大切です。保育者は、いろいろな視点からのアプローチを試みながら、子どもたちの健やかな育ちを支えていきます。

ファミリアキッズでは、利用されるお子様の成長をともに喜び、良き援助者となるように保育をしております。保育のお悩み相談も大歓迎ですので、お時間がある時にはお気軽にお声掛けくださいね。
次回のコラムもお楽しみに!

Web予約
Web予約
Translate »