コラム
絵本選びと読み聞かせのコツ

こんにちは!ファミリアキッズペリエ千葉でございます。
今回は、お子さまの年齢に合わせた絵本選びと読み聞かせのコツについてご紹介いたします。
実は0歳から絵本に触れ合うことで、感覚的な成長の発達を促す効果があると言われています。
「え?0歳なんて、なにもわかっていないでしょう?」と思われる方も多いはず。
しかしながら、その「何もわからない」状態から絵本に触れることは、赤ちゃんにとって良い刺激になるんです。
反応がない・見ようとしないのは、0歳さんにとってはいわば当たり前なので、あまり気にしなくても良いでしょう。
読み聞かせは、保護者様の声で絵本の内容を聞くことで心が安定するという効果もあります。赤ちゃん時期には「絵を見せる」「お話だけ耳で聞き流す」と分化してあげても良いかもしれません。
年齢が上がっていくごとに集中力も身に付いていきますので、お子様のペースで絵本の内容をバージョンアップしていくことをオススメいたします。

<絵本選びのポイント>
絵本のなかには推奨年齢が背表紙に書き記してあるものがあります。
またインターネットで検索すれば、推奨年齢がわかる時代にもなりました。
そちらを参考にするのが一番わかりやすいかと思いますが、年齢ごとの特徴を踏まえて絵本を選ぶときのポイントをお教えいたします。
◎0歳〜2歳
・1ページ1ページの厚みがあるもの(0-1歳さんは特にオススメ)
・はっきりとした色、単純な形を用いたもの
・同じ言葉の繰り返しが多いもの
・簡単な仕掛けのあるもの
・リズムがよく、思わず口に出して言いたくなる表現を含むもの
0〜2歳はまだ集中力も続かず、絵本の内容をはっきりと理解できない時期です。
内容の重要さよりも、視覚的にはっきりとわかりやすいもの、もしくは音のリズムが楽しいものが好まれます。
オノマトペの表現が多いものもオススメです!
また、ページの厚さに関しては、0〜1歳のまだ絵本を”読むもの”という認識がない時期に、破かれることや噛みちぎられることを防ぐためにも1ページの厚さがあるものを選ぶと安心です。
◎3歳〜6歳
・長すぎず短すぎない物語で会話表現を含むもの
・お子様の興味に合わせた内容のもの
・季節に合わせた内容のもの
・性別やプライベートゾーンについてなど少し難しい内容のもの
3〜6歳は、集中力が徐々に身につき、だんだん絵本の内容が理解できるようになる時期です。
初めは短いお話から、4歳・5歳・・・と年齢が上がっていくごとに少しずつ長い物語にチャレンジしていくのも良いかもしれません。
また、性別やプライベートゾーンについてなどの難しい内容に関しては、絵本の内容だけでなく保護者の方の解説もつけながら噛み砕いて読んであげることで、理解が深まります。
幼い頃からこのような内容に触れていくことで、将来自分のことも他者のことも守ることができるかもしれません。

<読み聞かせのコツ>
・感情をこめる
・会話文のときは登場人物ごとに声色やスピードを変化させる
(例:男女で声の高さに違いを出す、老若で話すスピードを変えるなど)
・お歌の表現があったらすこしリズム良く歌うように読む
苦手!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ上記の方法を1つでも試してみることをおすすめいたします。
一定の大人のトーンで読み聞かせるのと、上記の方法を1つでも取り入れるのとではお子様の食いつきが段違いです。
保育士の読み聞かせがなぜ興味を引くのかという疑問の答えは、上記の表現方法を使っているからなんです。
慣れるまでは恥ずかしい方もいらっしゃるかと思いますが、慣れてしまえば読む側の大人も楽しくなってくるので、ぜひお家で時間のある時に試してみてくださいね。
今回は絵本を選ぶポイントと読み聞かせのコツをご紹介いたしました。
少しでも日々の子育てのお役に立てればと思います。
次回のコラムもお楽しみに☺